何故スピリチュアルは流行するのか

 スピリチュアルに踏み込む人のほとんどは、熱心な信者の体で始めるわけではありません。それもそのはずで、前世、オーラ、神秘といった言葉飛び交う世界に、何の疑いも抱かず飛び込む人は稀有でしょう。確かにロマンはあるのかもしれませんが、信じるには足りません。むしろ怖がったり、胡散臭いと思ったりする人の方が多数派だということです。その多数派は皆、スピリチュアルというエンターテイメントを楽しむために、近場のサロン等に飛び込みます。「怖いもの見たさ」の心境なのでしょう。しかし段々警戒心や侮った感情が薄れるようになり、最終的には熱心に通うようになるのです。

 彼らが「嵌る」のには理由があります。人間は皆生まれながら哲学して生きています。自分が何のために生まれ、苦しみ、喜び、そして死んでいくのかについて考えます。しかし考えても休んでも、答えが出ることはありません。誰かに教えてもらいたくなりますが、聖書や仏典を読んだくらいでは、中々実感できるものではありません。そこでスピリチュアルに出会い、「神に近づく経験を一瞬の内にでも体感した」と思われたならば、長年の悩みが解決したような気持になり、精神的安寧を得られるのです。それは正の条件付けに当たりますから、継続してスピリチュアルを学ぼうと前かがみになり、嵌り始めるのです。

 神という言葉もまた、胡散臭いと感じる人が居らっしゃるかもしれません。では「宇宙の法則」と換言すればどうでしょうか。少しは科学的な印象も強くなったのではないかと思われます。もちろん科学が正しいと主張したいわけではなく、神よりも宇宙だと言いたいわけでもなく、目的は全て一つに繋がっていると申し上げたいのです。

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