聞く姿勢

ほとんどの人間は、人から何かを言われても一割も聞いていないと言われています。言葉が聞こえていないわけではなく、自分に都合の良い、関係ある内容しか聞いていないのです。これは、受け取った情報を心のフィルターにかけているためです。
本来、人間の耳は「愛を聞きとる」ために使われなければなりません。例えば自分が人に否定をされたとき、深く傷付くことがあるでしょう。これは「否定をされた」ので当然と思うかもしれませんが、相手の言葉だけでなく、自分の心にも注目してみればどうでしょうか。そもそも傷付いたというのは、「相手を少なからず想っているから」です。これがもし、知らない人やどうも思っていない人に言われた場合、一旦は不愉快になっても長引くことはないはずです。相手の言葉に傷つくのは、そもそも「自分に影響のある人の言葉」だったからです。逆に自分が大切な人を批判するときは、「自分が期待通りにその人が振る舞わなかったから」とも言えるのです。
また、大切に思っているがゆえに非難する、という場合も珍しくありません。仕事の仕方や普段の言動やマナーなど、振る舞いに関してのことが多いはずです。言われた方は、傷付くこともありますし、不愉快にもなるでしょう。しかし、実際にその人が否定や非難をしたのは、あくまで表面上のことに過ぎません。本質などの深い部分には一切関係がないことを、よく理解しておきましょう。
愛を聞きとるということは、本当に大切な言葉を聞きとることとも言えるでしょう。人は自分を守るために、受け取った情報にフィルターをかけがちです。しかし悪意を持っての言葉でない限り、「どんな関係の人が、どんな意図で言ったのか」をよく考える必要があります。

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